メジロ

今日は写真はありません。

先日、午前中の空いた時間に人通りの少ないところでウォーキングをしていました。いつも通る小さな森に入ってみると、ウグイスのさえずりが近くで聞こえました。シジュウカラが木のてっぺんで縄張り主張のツツピーを大声で叫んでいる下、メスのシジュウカラが木の中段くらいのところでエサを食べていました。まもなく営巣が始まるようです。

奥の方でサッと動く小鳥が見えました。双眼鏡でのぞくとメジロが見えました。メジロかと思って、双眼鏡を下ろして、顔も動かさず目だけで追っていたらだんだんと近づいてきます。もう1mくらいの距離になったところで、私のヒザのあたりをヒューッと通過して隣のツバキの木に入りました。なんだか、顔がニヤッとなりました。

一年で一番楽しみな春の渡りを迎えているのに、どこへも出かけられない寂しさをひしひしと感じています。車で出かけても、どこかでトイレを借りなければならず、そうなると誰かも自分も感染するかもしれません。かといって、家でじっとしているときに、他の方の最近の写真を見ると、無性に出かけたくなる自分がいます。でも出かけられません。もう、嫉妬ですね。だから、しばらくは他の方の鳥の写真は見るのをよそうと思っています。じゃないと、鳥を見られないアセリからどうにかなってしまいそうです。たぶん、都会に住み、近くに自然がないバーダーの方々は同じような思いを抱えているのではないでしょうか。

今日、NHKのニュースで、登山の団体の方が、今シーズンの登山の自粛を呼びかけていました。「山は逃げません」と伝えていました。みんな同じ思いなんですね。「来年もまた渡り鳥はやってくる」ので、その時のために家で軽い運動をして、来年のために足腰を衰えさせないようにしたいと思っています。しばらくは、双眼鏡だけをもって、近くを探鳥するにとどめます。皆様もくれぐれもご自愛くださいませ。

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