埼玉県にある、森林公園へ行ってきました。東武東上線の森林公園駅に着く5分ほど前、電車が川にさしかかったところで、葦の上をチュウヒが飛んでいるのが見えました。幸先いいぞ!森林公園は東京ドーム65個分の広さがあることから、鳥のいそうな場所を絞れず、そのため毎回駅からバスが到着する「南口」周辺しか回れず、過去2回は鳥運に恵まれませんでした。
今回は北側まで歩くつもりで、ペース配分を考えましたが、やっぱり中央口からちょっと先までしか行けませんでした。でも、鳥を探すスキルが葛西臨海公園で鍛えられた?か、以前よりは多くの鳥と出会うことができました。
森林公園は、春と秋にそれぞれ楽しめるように樹木が植えられていて、早春はやっぱり「梅」です。秋はカエデですね。
色々な品種が植えられているので、早咲きから遅咲きまで、長く梅が楽しめるのが良い。まだ2割くらいの梅が開花しているといったところでした。
足元にはフクジュソウも。南向きの斜面に植えられているので、とても日当たりが良くポカポカしていました。
その梅林の斜面の下のほうで、ルリビタキを発見。ヒッヒッではなく、またまたゴニョゴニョとぐせりのような声を出していて気が付きました。
なかなか枝ぶりの良いところに止まってはくれません。でも、面白いことを発見できました。2羽の「メスタイプ」が確認できました。もしかして、一羽はオスかなと。
↓ぶれていますが、この写真と、
↓この写真。
比べると、青みがかっている1枚目がオス?
で、ちょうどよいところに、2羽止まってくれました。
左側のほうがちょっと奥なので、ピントが両方に合わないのは残念ですが、左がオスで、右がメスでは?それぞれ単独でいると、見分けづらいのですが、図鑑によるとオス若のほうが、尾の色と脇が濃い色なのだそう。濃いというより、鮮やか、という印象。
黄色が少し右より鮮やか。少し大きいような?
分かるかな?でも、見れば見るほど難しい。
↓それぞれアップにして比較。上が左、下が右。
信じるか信じないかはあなた次第(というか、信じないほうが良い)。とても長い間、楽しませてくれました。詳しくは、ヤマケイオンラインさんの記事の中の「雌に扮する若い雄のなぞ」が面白いので、ぜひ読んでみて下さい。
ここで、バーダーさんに話しかけられ、ルリビタキいますよと教えたら、トラツグミがいた場所を教えてくれました。なんと、通ってきたところにいたようです…。修行が足りないな…。
ちょうどお昼頃だったので、中央口にあるレストランに。1180円の大きなピザを食べ、再出発!
ヤマガラに、「キケンキケン!ヘンナヤツガキタ!」と大声で叫ばれつつ…
こんな感じの道を行きます。あまり人とすれ違わない。バーダーよりも、家族連れの方が多い公園ですね。この先で、ガビチョウの群れを見ました。10羽くらいで、シロハラみたいに地面をひっくり返していて、目には白いラインが見えました。あの鳥、群れるんですね。
ジョウビタキがヒッヒッと。
ハシビロガモの鳴門の渦潮!葛西臨海公園で3羽くらいでやっているのを見たことがありますが、こんな団体でやると、さすがに面白い。動画でお見せできないのが残念(笑)。グルグル回りながら捕食中。でも、何食べているんだろ?
クリスマスローズもこれから見ごろです。
樹上でキクイタダキの声が聞こえたので、なんとか撮れた1枚。
地面におりたシメの皆さん。こんなにいっぱいいる。
もうちょっと粘りたかったけれど、「ただいま、3時になりました。4時には門が閉まります」というアナウンスが。これから南口まで徒歩で戻るのは間に合うか不安だったので、遭難する前に園内を走っている巡回バスに乗ることに。
3時13分が最終バスで、奇跡的にちょうどにバス停に。
終点の南口には3時半過ぎに到着。
さっき教えてもらったトラツグミのポイントに近かったので、門が閉まる前に行ってみることに。さすがにその方が見てから5時間くらいたっているので、まぁ、いないだろうと思って行くと、
いた!
なんか食べてる!
ツグミとつくけれど、食べ物の探し方が違います。体を上下に動かす、独特な行動。フニフニフニフニ歩きます。
こちらに気が付いているけれど、よほど食べ物が多いのか、人慣れしているのか、フニフニは続きます。
何枚か写真に写っていたのは、1cmくらいの黒いイモムシのようなもの。深いところにいるというよりは、地表にいる感じ。たぶん、この虫がたくさんいるので、5時間前からずっとここにいたのでしょう。久しぶりにじっくり見られた。
11日の祭日は、マラソンが行われるようなので、バードウォッチングにはちょっと辛いかなと思います。梅は2月いっぱい楽しめそうですよ。
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