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sw2700PT |
モニターがずらりと並んでいる家電量販店に行くとよくわかるのですが、同じ映像を流していても、こっちの映像は色が薄いだとか、あっちは色が青いだとか、モニターによって色が違うのに気が付くと思います。正しい色が出ていないモニターを使うと、極端に言えば青い空をイメージして画像ソフトで色を調整しても、嘘くさい(強すぎる)青になったり、朝に撮影したのが午後の光に見えたりと、撮影者の意図しない色に仕上がってしまうことが起きます。つまり、色の話は画面が荒い(2K)orなめらか(4K)と違う話です。
ま、ブログやSNS、画像共有サイトなどでその写真が完結するのならば、さほど気にならないことです(だって、その写真を見ている人の環境がすでに間違った色の場合もある)。困るのは趣味の範囲で言えば、プリントや年賀状で思った色が出ないなどがそれ。仕事になると、印刷で出てくる色に違いが出てしまいますね。これは一大事なので、プロ用のモニターは色がシビアです。
iMacの色はそのままでもそこそこいい色が出ているようなので、それも魅力的だったんですが、ここでも一番ネックになるのが一体型だということ。モニター自体は、趣味で使う分には10年は使えるでしょう。でも、本体のほうが持たないでしょうね。
ということで、趣味で使うのに現時点で価格面でも性能でもコレしかないと思えるBenQ SW2700PTにしました。価格はアマゾンで税込み69,800円でした。
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外箱にもカメラを構える人がデザインされている通り、写真編集向けのモニターです。2Kと4Kの中間、2560×1440(WQHD)仕様のカラーマネジメントモニターです。出荷の際に色味調整がされています。
一般的なモニターよりも広い色味の表現ができて、PC側でも10bit出力をしているため、10億色で(もはや人の目では分からない領域)見ることができます。
少し重たいのは、液晶自体ではなく、台座がしっかりしているため。転倒防止でしょうね。
単価の中にフードも含まれます。ただのプラスチックかと思っていたら、ふわふわの素材で反射(映り込み)を抑えていました。
色の写り以外で良いなと思う点が2点。ひとつはUSBポートが2つあるので使い勝手が良い。もう一つはSDカードが直接挿せるので、とても便利。PC側にSDカードのスロットを付け足そうか悩みましたが、こちらで十分使えました。今まではカメラとPCをケーブルでつないでデータを取り込んでいましたので、SDカードを抜いたまま出掛けないように注意しないと…。
今まで使っていた22インチモニターよりも大きな27インチなので、画面全体を使えるのがうれしい。また、1920×1200よりも断然美しい。4Kである必要もないです。
しいて言えば、実機を見ることができなかったことです。今、ゲーミングモニターがたくさん出回っていますが、こういう専門的なモニターは実機で見ることができず、ネットの情報を信じるほかなかったのが残念でした。結果としては、コレにして良かったですけどね。
次は初めてのlightroom classic ccで野鳥を編集してみた、です。
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